パリ同時テロで新たな逮捕者 ベルギーで1人、トルコで3人
首相によれば、同市の地下鉄は少なくとも22日午後まで運行を停止する。市内のバーなどは午後10時の時点でほとんど店を閉めた。街は普段に比べて人影が少なく、路上や駅前では迷彩服を着て武装した保安要員が警戒に当たった。
一方トルコでは、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」とのかかわりが疑われるベルギー人1人とシリア人2人が逮捕された。
トルコ当局者が21日、匿名でCNNに語ったところによると、モロッコ系ベルギー人の男(26)は同時テロの実行犯らと連絡を取っていたとみられる。事件翌日にアムステルダム経由でトルコ入りし、南西部アンタルヤ市内のホテルで逮捕された。同当局者は「ベルギー当局から事前に連絡があれば空港で逮捕することができた」と述べ、関係各国による情報共有を改めて呼び掛けた。
シリア人の2人組は29歳と23歳。トルコでベルギー人の男を出迎え、シリアへ連れていく予定だったとみられる。