カシム少将は一本の通路を指し、「ここに見えるトンネルは約1キロ先まで続いている。700~800メートルのトンネルもある」と説明した。
ラマディ市街の地下を通るトンネルに、ISISの幹部1人が潜伏しているところも発見された。
兵士の1人はCNNに「ISISは地下にこもる準備として、全てのトンネル同士をつなぎ合わせる。中には電気まで通っているトンネルもある」と話した。
地上との出入り口には人の動きを隠すため、仮設の建物が置かれている。
トンネル内での掃討作戦には時間がかかるうえ、命の危険がともなう。ISISが爆発物を仕掛けている恐れもあるからだ。「先頭に立って中へ入る者には、後に続く全員の命がかかっている」と、カシム少将は強調した。