ジャカルタで複数の爆弾攻撃 パリ同時テロに手口酷似の見方
別の標的は同センターに近い米系のコーヒーチェーン「スターバックス」の店だったとみられる。同店の窓ガラスは吹き飛ばされた。ツイッターには、この店の外で起きた爆発の模様をとらえた民間人撮影のビデオ映像が掲載された。
警官隊はスターバックスが入る事務所ビル「スカイライン・ビルディング」に入り、他の襲撃犯の追跡などに当たった。
事件の目撃者はCNNに、同僚と共に5~6回の爆発音が連続して聞こえたのを確認したと証言。勤め先のビルは封鎖されたという。
インドネシアは世界最多のイスラム教徒人口を抱えるが、世俗派が政権を握っている。ただ、国内にはISIS支持者が少数いるとされる。
同国ではイラクやシリアで戦闘経験や訓練を積んだインドネシア人が帰国し、国内で問題を起こすことへの大きな懸念が生まれていた。同国ではここ数週間、軍がISISに忠誠を誓う組織「東インドネシア・ムジャヒディン」の掃討作戦を進めており、警察当局は警戒態勢を強化していた。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は14日、事件発生を受け同国は屈しないとの決意を表明。「我々は今回のようなテロ行為を恐れず、打ち負かされるべきではない」と強調した。