トルコでまた爆発、6人死亡 軍がクルド系組織を空爆
トルコのダウトオール首相は「YPGは独立派のテロ組織の分派だ。今回の事件ですべての同盟国と世界がこの事実を分かってくれるだろう」と述べた。
トルコ軍は爆破事件の報復として17日夜、イラク北部のPKKの拠点を空爆した。トルコとイラク、シリアにまたがる地域に暮らすクルド人は、以前から独立国家樹立を求めている。
だがアンカラの事件の犯行声明は出ておらず、PKKもYPGも関与を否定している。
シリアでは19日から「敵対行為を停止」させることで関係国が合意しているが、トルコのエルドアン大統領はシリア国境のYPG拠点への空爆を含む強硬な対応を辞さない姿勢を崩していない。トルコがYPGにさらなる砲撃を行うのではとの懸念が高まるなか、米国やフランスはトルコに自制を呼び掛け、シリアも国連安保理からの働きかけを求めている。