「行方不明」の書店関係者2人、香港へ帰還 詳細は語らず

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1月に行われた抗議デモの様子。関係者2人が香港に戻ったという

1月に行われた抗議デモの様子。関係者2人が香港に戻ったという

(CNN) 中国の体制に批判的な書籍を扱う香港の書店関係者5人が相次いで失踪したとされる問題で、香港警察は6日、このうち2人が香港へ戻ったと発表した。

発表によると、5人のうちまず呂波氏が戻って行方不明届けの取り下げを要請。2日後に張志平氏も帰還し、同様の要請をした。両氏とも政府や警察によるこれ以上の支援を望まないと表明し、詳細については語ろうとしなかったという。

失踪していたのは、書店とその親会社である出版社の関係者。この書店は、中国有力者らのうわさ話を暴露する本などを販売していた。

香港内部や世界各地で、5人は自らの意思に反して中国当局に拉致されたとの可能性が指摘されていた。香港では解放を求める数千人規模のデモも起きていた。

呂、張両氏ら4人は先月26日のテレビ番組に出演し、中国で禁書を販売していたことを認めた。このうちの1人で出版社株主の桂敏海氏が首謀者だと、同氏以外の3人は主張した。

もう1人の李波氏も29日、中国のテレビに登場し、中国当局の捜査に協力する目的で自発的に中国入りしたと発言。拉致説を否定していた。

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