イスタンブールの自爆犯、ISISとつながりか
イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブール中心部で19日に起きた自爆テロの実行犯は、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」とつながりを持つトルコ人だったとみられる。アラ内相が20日、イスタンブールで記者団に語った。
アラ内相によると、自爆犯と特定されたのは1992年生まれのメフメト・オズトゥルク容疑者。シリア国境に近い南部ガジアンテップの住民として登録されていた。
同内相は「手元の証拠が容疑者とISISとのつながりを示している」としたうえで、「ほかの人脈や背後の勢力も調べている。テロとの戦いは続く」と述べた。
アラ内相が治安部隊の話として語ったところによると、同容疑者がこれまで当局に手配された前歴はない。この事件に関連して、ほかに5人が拘束されているという。
イスラエル政府と米国の情報筋によると、事件で死亡した4人のうち2人は両国の二重国籍を持っていた。残る2人はイスラエル人、イラン人とみられる。
イスラエルは2014年8月以降、トルコへの不要不急の渡航をやめるよう国民に勧告してきた。
イスタンブールでは20日、国内のサッカーチーム同士の試合が「重大情報」を理由に延期された。自爆テロに関連する決定だったのかどうかは明らかでない。