米軍、ソマリアで武装勢力の拠点を空爆 「自衛」目的
(CNN) 米国防総省の報道官が12日に語ったところによると、米軍は11日深夜から12日早朝にかけ、ソマリア南部で「自衛目的」の空爆を実施した。
標的となったのは国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」の拠点。現地の米軍部隊に「差し迫った脅威」があると判断した。
この攻撃についての詳細は、現時点で公表されていない。
シャバブは約10年前から、イスラム原理主義政権の樹立を掲げてテロを繰り返している。米国はソマリア政府やアフリカ連合による掃討作戦を支援してきた。
シャバブのテロは国内にとどまらず、昨年はケニア東部ガリッサの大学キャンパスを襲撃して多数の死傷者を出した。2013年にはケニアの最大都市ナイロビのショッピングセンターが標的となった。
ソマリア政府によると、米国と同国の特殊部隊は先月、合同で夜間作戦を実施し、シャバブの幹部少なくとも1人を殺害、複数の重要人物を拘束していた。