北朝鮮、韓国系米国人に労働教化刑10年

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北朝鮮が拘束した米国人にインタビュー

(CNN) 北朝鮮は29日、スパイ容疑で拘束していた韓国系米国人のキム・ドンチュル氏に対して、労働教化刑10年の判決を言い渡した。北朝鮮の当局者がCNNに明らかにした。

北朝鮮は先月も米大学生のオットー・フレデリック・ワームビア氏に対して、労働教化刑15年を科す判決を出していた。

CNNはキム氏を今年1月に取材。キム氏は2001年、北朝鮮との国境に近い中国の延吉市に移り住み、そこから北朝鮮の経済特区に指定された羅先に通って国際貿易会社の社長を務めていたという。

スパイ容疑で逮捕されたのは2015年10月。韓国側の指示で「軍事機密や醜聞の写真を撮る任務を帯びていた」と語り、多数の韓国人から「北朝鮮に対する憎しみを植え付けられた」と告白。「(北朝鮮の)体制破壊に手を貸すよう頼まれた」と話していた。

キム氏へのインタビューは北朝鮮当局者がいる中で行われ、発言が強要された内容だったかどうかは不明。

朝鮮半島情勢の専門家は、北朝鮮は米国人を拘束することで政治上の交渉力を得ようとしていると分析する。

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