フィリピン大統領選、ドゥテルテ氏当選へ 対立候補が敗北宣言
マニラ(CNN) フィリピンで9日に投票が行われた大統領選挙は、過激な発言で国際社会からも注目を浴びたダバオ市のロドリゴ・ドゥテルテ市長が当選する見通しとなった。
最大のライバルだったグレース・ポー上院議員は9日夜に敗北を認めた。
正式な結果発表は6月になる見通しだが、選挙管理委員会の開票速報によれば、得票率はドゥテルテ氏が38.92%でトップ、ポー氏は22.14%だった。
ポー氏は「ロドリゴ・ドゥテルテ市長に祝辞を述べる。私は我が国の癒しに加わり、我が国の発展のために国民を結束させることを約束する」と語った。
一方、ドゥテルテ氏は報道陣の取材に対して「自分ではコントロールできないこともある」と述べ、選挙結果を気にしないそぶりを見せていた。