消息不明のエジプト機、救難信号は船舶からの可能性
(CNN) フランス・パリからエジプト・カイロに向かっていたエジプト航空804便(エアバスA320型機、乗客乗員66人)が19日、地中海上空で消息を絶った件で、エジプト航空は、飛行機が消息を絶った付近から受信した救難信号について、地中海を航行する船舶からのものだった可能性があることを明らかにした。
当初の発表では、消息を絶ってから2時間近くが経過した現地時間午前4時26分ごろに当該の航空機から発せられた救難信号だとの見方を示していた。
一方、エジプト軍は救難信号そのものを受信していないとしている。
消息を絶ったエアバスA320は、2003年11月以来運航しており、飛行時間は約4万8000時間。機長の飛行時間は約6000時間だという。
定期のメンテナンスもパリへ飛び立つ前の18日に、カイロで行われた。特別な荷物や危険物を積んでいたとの通知もないという。
同便は消息を絶つ直前、上空約1万1300メートルを飛行していた。エジプト当局によれば、消息を絶ったのはエジプトの海岸から約280キロメートル離れた地点。