シリアとイエメンで連続テロ、死者120人超 ISISが声明
ロシア外務省は「テロリストたちがシリアでまた残虐な罪を犯した」「シリアの政府と市民だけでなく、内戦の平和的解決への支持を明言している国際社会の信用にも向けた厚かましい挑戦だ」と非難する声明を出した。
イエメンの爆発はいずれも南部アデン市内で起きた。実行犯のうち1人が軍の新兵採用センター付近で自爆し、もう1人は中心街にいた兵士の集団を狙って自爆したとみられる。治安当局者らによると、新兵を含む兵士らが死亡したほか数十人が負傷し、このうち12人は重体となっている。
イエメン南部ではこの2週間でISISによるテロが相次ぎ、100人以上が死亡している。アデンでは今月に入って8件のテロが相次いだ。同国の首都サヌアはイスラム教シーア派の武装組織「フーシ」が占拠しているため、ハディ暫定政権はアデンに拠点を移して抗戦を続けている。