タイのトラ寺院、全てのトラを保護 僧侶ら5人拘束
同寺院の冷凍庫からは生後間もないトラ40頭の死骸が見つかった。これを受け、当局は僧侶3人を含む5人を「絶滅の恐れがある動物の体の一部を許可なく所持した疑い」で拘束した。5人は3日に保釈されている。
寺院からはトラの皮や歯も見つかった。さらにトラの皮を小さな容器に入れてペンダントにしたお守りが800~900個発見され、このうち1つは行方不明になっている住職の部屋から出てきたという。寺院側はフェイスブック上で、トラの皮やお守りが見つかったことは「私たちにとってもショックだ」と主張し、関与を否定した。
当局は住職や寺院の運営関係者の刑事責任をさらに追及する構えだ。野生生物保護法違反で有罪となった場合は最大で禁錮4年、罰金約12万円の刑が科される。