英議員殺害で男を訴追、「理想的な隣人」の犯行に周囲驚き
メア容疑者の兄弟は英大衆紙サンに対し、同容疑者は精神疾患の病歴があると証言。警察は右翼過激主義者とのつながりに加え、精神状態についても調べを進めている。ただこの兄弟は、メア容疑者には周囲の助けがあったほか、暴力的になったり政治的な言動を見せることもなかったとしている。
バーストルの近隣住民はメア容疑者について「理想的な隣人」と語り、襲撃を起こす可能性を示唆するような言動はなかったとして驚きを示した。同容疑者は長年、パートタイムのボランティアとして英語を教えていたという。猫好きで庭仕事もする物静かな男だったとも証言した。
今回の襲撃は、英国のEU残留の是非をめぐる来週の国民投票で、コックス議員が残留派を支持するキャンペーンを行うなかで発生した。同議員は難民の権利を擁護する活動を精力的に行っており、国民投票をめぐる議論で焦点となっている移民問題についても、移民に対する恐怖感の抑制を訴える立場だった。