イラク軍、ファルージャ奪還を宣言 市民の窮状続く
ISISが撤退しても、民家などには簡易爆弾が仕掛けられており、イラク軍が慎重に撤去する作業を続けている。
ファルージャを脱出した住民らが暮らす避難民キャンプは、基本的な物資さえ不足している。ある男性は「家族を守るためのテントが欲しい」と訴えた。
汚水がたまり、約3000人のためのトイレが1カ所しかない現状は、避難民の窮状を物語る。ノルウェーの支援団体関係者は、できるだけのことをしているが、需要が供給をはるかに上回っていると説明した。
軍がファルージャ奪還を発表しても、安全に対する不安は消えず、支援団体はまだ帰宅しないよう避難民に呼びかけている。