ドイツ銃乱射 容疑者は大量殺人に関心、テロとは無関係か
デメジエール内相は、少年が犯行前にフェイスブック上である女性のアカウントを乗っ取り、現場のマクドナルドで無料の商品が配られるという偽情報を投稿していたとの見方を示した。店内に客をおびき寄せるのが目的だったとみられ、捜査当局が確認を急いでいるという。
犯行に使われたけん銃は製造番号を削り取った跡があり、不法に入手したことがうかがえる。
警察はまた、5年前のちょうど同じ日にノルウェーの青少年キャンプが狙われた銃乱射事件との関連が疑われると述べた。
どちらの事件も多くの若者が犠牲になった。ミュンヘンで死亡した9人の年齢は14歳が3人、15歳が2人、17歳と19歳が各1人と、大半が十代だった。残る2人は20歳と45歳だった。
当局者らによると、死者は全員がドイツ人。このうち3人はトルコ国籍、1人はギリシャ国籍も持っていたことが、両国の外務省からの発表で判明している。