縫製工場で働く10歳少年、同僚が惨殺 バングラデシュ
この事件を受けて近郊の町では工場労働者数百人が、男の子の殺害に関与した人物の厳罰を求めて抗議運動を展開。当局に対し、労働者の抑圧、特に子どもの抑圧を阻止する対策を講じるよう訴えた。
バングラデシュでは昨年8月にも、自動車工場で働く12歳の男の子が雇用主に虐待されて死亡する事件が起きた。雇用主は男の子が別の修理工場に転職を決めたことに対して腹を立て、殺害したとされる。
この事件では2人が殺人罪に問われて死刑が言い渡され、バングラデシュ全土に抗議デモが広がった。
さらに、昨年7月には北東部のシレット郊外で13歳の男の子が惨殺される映像がソーシャルメディアに投稿され、抗議運動が巻き起こった。
男の子は柱に縛り付けられて金属の棒で殴られていた。取り囲んだ男たちは笑いながら虐待を続け、男の子が助けを求めても、水が欲しいと訴えても無視した。この事件では男4人が殺人罪に問われ、死刑を言い渡されている。