イラク中部の結婚式場で自爆テロ、15人死亡 ISISが犯行声明
(CNN) イラク中部カルバラで28日夜、結婚式の会場が自爆テロの標的となり、15人が死亡、16人が負傷した。
カルバラは首都バグダッドの南西約100キロに位置し、イスラム教シーア派の聖地として知られている。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」はメディア部門のアマク通信を通し、自爆犯4人が「シーア派の集まり」を攻撃したとの声明を出した。
一方イラク当局は、5人が自爆を図ったものの治安要員が4人を殺害したと発表した。当局者らによると、残る1人が群衆に向けて自動式の銃を乱射し、複数の手投げ弾を投げ付けてから自爆ベストを起爆させたという。
今月20日にはトルコ南東部ガジアンテプでも結婚式会場が攻撃され、50人以上の死者が出た。犯行声明は出ていないが、同国のエルドアン大統領はISISによる犯行との見方を示している。ISISはこれまで、トルコでの攻撃については犯行声明を出していない。