仏カレーの難民キャンプ、年内に完全撤去へ 大統領が発表

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「ジャングル」と称されるキャンプには、8月時点で少なくとも7000人の難民が滞在

「ジャングル」と称されるキャンプには、8月時点で少なくとも7000人の難民が滞在

フランス当局によると、カレーの難民はフランス国内1万2000カ所の施設に移ってもらう方針。それぞれの施設に100~300人を入居させる。

ただ、カレーに身を寄せている人の多くはフランスでの難民認定は希望しておらず、英国に入国する目的でカレーに滞在している。英国行きのトラックに飛び乗って隠れ、密入国を図る人も後を絶たない。

オランド大統領は英国に対しても、難民への対応を支援するよう呼びかけた。

これに対して英内務省は、「カレーのキャンプの撤去はフランス政府の問題」だと突っぱね、「カレーにおける共通の国境」を守ることに引き続き尽力し、そのためにフランスと緊密に連携していると強調した。

英国は先に、移民や難民の英国流入を阻止する目的でカレーに高さ約4メートルの「巨大な壁」を新設する計画を発表している。

オランド大統領はカレー滞在中も難民キャンプの視察は行わない見通しで、治安当局や議員、経済界の関係者らと会談する。

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