オランダ人ジャーナリスト、リビアでISISに撃たれ死亡

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リビアでISISの狙撃手がオランダ人ジャーナリストを殺害

リビアでISISの狙撃手がオランダ人ジャーナリストを殺害

(CNN) リビア中部シルトで2日、オランダ人ジャーナリストが過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の狙撃手に撃たれて死亡した。

シルトで対ISIS作戦を展開する民兵組織の報道担当者によると、フリーのフォトジャーナリスト、イェルン・ウルレマンス氏が銃で胸を撃たれて即死した。

オランダの駐リビア大使はツイッターで弔意を表し、同氏の業績をたたえた。

ウルレマンス氏はシリアで2012年7月、英日曜紙サンデー・タイムズのフォトジャーナリストとともに武装集団に拉致されたが、1週間後に解放されていた。

米国に本部を置く非営利組織(NPO)、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)によると、11年から始まったリビア紛争で死亡したジャーナリストは少なくとも10人目。CPJの幹部は「リビアからいったん引き揚げていた記者らが最近次々と同国での取材を再開しているが、非常に危険な場所であることに変わりはない」と強調。「ウルレマンス氏の死によって思い知らされるのは、前線から写真やビデオを送り出す人々が最も重い代償を払っているということだ」と述べた。

シルトはISISにとって、リビアで最後に残った本拠地のひとつ。米国の支援を受ける民兵組織からの攻勢に対し、ISIS側は狙撃手や即席爆弾で抵抗している。

シルトで医療活動に従事する医師が先月、CNNに語ったところによると、狙撃手はたいてい相手の脊椎(せきつい)を狙うという。脊椎を損傷させればたとえ殺害できなくても確実に戦闘不能な状態へと追い込めるからだ。

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