コロンビア和平合意、国民投票で否決 和平条件再交渉か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
国民投票で和平合意が否決され喜ぶ人々

国民投票で和平合意が否決され喜ぶ人々

(CNN) コロンビア政府と左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」がまとめた和平合意の賛否を問う国民投票が2日に行われ、わずかな差で否決された。サントス大統領はテレビ演説で、今後も和平を追求し続けると強調した。

和平合意に対しては、FARCメンバーに対する懲罰が不十分だとする批判もあったものの、世論調査では賛成が反対を上回っていたことから否決は予想外だった。

選挙管理委員会のウェブサイトによると、開票率99.91%の時点で反対票が50.22%を占め、賛成票を上回った。沿岸部ではハリケーンに伴う豪雨のために投票率が伸びなかった。投票結果が成立するためには13%以上の投票率が必要とされる。

和平合意は4年以上に及んだ交渉を経てまとめられ、サントス大統領とFARCのロンドニョ最高司令官が26日、歴史的な合意文書に署名。半世紀あまりにわたって続いた中南米最後の武力衝突は、これで終結するはずだった。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]