コロンビア和平合意、国民投票で否決 和平条件再交渉か
しかし国民投票で否決されたことで、政府とFARCは再び交渉の場に戻り、殺人や脅迫、拉致などの被害者にも受け入れられる条件について再考することを迫られる。
FARCの戦闘員は武器を捨てて社会復帰を目指すはずだったが、今後どうなるかは不明。サントス大統領は、国民投票で和平合意が否決された場合、代替となる計画はないと述べていた。
サントス大統領はテレビ演説で、今回の国民投票で国の安定が損なわれることがあってはならないと強調。「誰もが平和を望んでいる。明日には全政党が集まって対話を続け、和平に向けた代替策を探る。私はあきらめない。平和のために戦い続ける」と語った。
FARCは国民投票の結果を受けて、ツイッターに「我々の言葉と行動によって和平は達成できる」と投稿した。