英スコットランド、独立問う2度目の住民投票を検討
(CNN) 英スコットランド自治政府のスタージョン首席大臣は13日、スコットランドには英国からの独立を再検討するという選択肢が必要だとの見解を表明した。
首席大臣はグラスゴーで開かれたスコットランド民族党(SNP)の集会に出席、英国からの独立の是非を問う2度目の住民投票を可能にする法案を来週にも発表すると明らかにした。2014年に行われた住民投票では、55%が英国への残留を求めて独立への動きは頓挫した。
「スコットランドには独立問題を再検討する能力があると私は確信している。英国の欧州連合(EU)離脱に先駆けて検討することも可能だ。国益を守るため必要とあらばそうする」と首席大臣は述べた。
「2014年の焼き直しではない、新たな議論が行われるだろう。イエスかノーかという今日の国民の意見が(前回投票と)同じだと決めてかかってはならない」
6月23日に行われた英国のEU離脱の是非を問う国民投票では、スコットランドの有権者の62%が残留を支持していた。