マレーシア首相、軍事などで中国と関係強化 欧米を牽制
領有権争いが深刻化している南シナ海については、中国の劉振民外務次官が「中国とマレーシアが南シナ海の平和と安定を守るために海軍協力関係を強化することは、2国間の相互信頼関係強化において多大な重要性を持つ」と指摘。
ナジブ首相は「重複する領土および領海紛争は、法の支配と平和的交渉に従って平穏かつ合理的に対応しなければならない」と応じた。
劉外務次官はまた、南シナ海に面するマレーシアのサバ州で石油およびガスパイプラインを共同で建設する計画も明らかにした。
アジア太平洋地域ではフィリピンも中国との関係強化に乗り出しており、一部ではこの地域での米国の影響力低下の兆候と受け止められている。