博多駅前の陥没道路がスピード復旧、日本の技術力を証明
東京(CNN) 福岡市のJR博多駅前で8日に起きた大規模な陥没の復旧工事が15日に完了した。道路にできた大きな穴をわずか数日で埋め戻した工事は、日本の高い技術力と迅速な仕事ぶりを物語っている。
ビジネス街の道路に幅30メートル、深さ15メートルの穴が出現した後、工事業者は24時間態勢で作業を続け、セメントを混ぜた土で12日までに埋め戻した。
穴には破損した下水管から大量の水が流れ込んでいたため、工事は難航した。
続いて2日間のうちに電気、上下水道、ガス、通信が全て復旧し、道路の舗装も完了した。負傷者は1人も報告されていない。
福岡市の高島宗一郎市長によると、埋め戻した部分は元の地盤に比べ、30倍の強度がある。地元の専門家らは、大規模な陥没が起きた原因のひとつとして現場が砂の層だったことを挙げている。