テロ計画の容疑で7人逮捕、クリスマスイベント標的か 仏
(CNN) フランスの治安当局は21日、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)が関与するテロ計画を未然に阻止したと発表した。
フランスのカズヌーブ内相の発表によると、ストラスブールとマルセイユで20日にテロ阻止を目的とした捜索を行い、7人を逮捕した。8カ月がかりの捜査が実り、「長い時間をかけて計画されていた新たなテロ攻撃」を阻止したとしている。
ストラスブールは欧州でも特に有名なクリスマスマーケットが今月25日から始まる予定で、200万人の来場者を見込んでいる。フランスのメディアは、今回のテロ計画ではこのマーケットが狙われていた可能性があると伝えた。
同マーケットは2000年にもアルカイダ系によるテロに狙われ、当局が未然に計画を阻止していた。
捜査当局者によると、今回フランスで阻止されたテロは、シリア国内にいるISISの関係者が指示していたとみられる。当局は、逮捕した7人のうち数人がキプロス経由でシリアへ渡航したことがあると見て調べている。