シリア政府軍、アレッポ東部に進入 地上攻撃を開始
現地のCNN特派員らによると、政府軍は仕掛け爆弾や地雷を建物から除去しなくてはならないため、一帯全域の奪還にはあと数日かかる見通し。
アレッポは政府が掌握する西部と反体制派の拠点がある東部におおむね分断されている。アサド大統領は同市全体を奪還する構えを示している。
アレッポ東部はシリア内戦の激戦地となり、ロシア空軍の支援を受けた政府軍から激しい攻撃を受けていた。政府軍はこの地域を何度も包囲。今年7月に開始した包囲では反体制派と民間人を外界から孤立させ、複数の地区で住民を飢餓寸前の状態に追い込んでいる。
現地の救助団体「シリア民間防衛隊(通称・ホワイトヘルメッツ)」によれば、政府軍がアレッポ東部に進入する中、26日には少なくとも46人が死亡、325人が負傷した。