パリ、大気汚染深刻化で車に使用規制 公共交通機関は無料に

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パリの大気汚染が危険水準に達し、当局は車の使用規制などの対策に乗り出している

パリの大気汚染が危険水準に達し、当局は車の使用規制などの対策に乗り出している

(CNN) フランス・パリ市当局はこのほど、大気汚染が悪化して危険水準となったことを受け、車の使用規制に乗り出すとともに市内の地下鉄やバスを無料で乗車できるようにした。

公共交通機関が無料で利用できる期間は6日~9日。車はナンバープレートが偶数か奇数かによって、市内を走行できる曜日が割り当てられた。違反すれば罰金を取られることもある。

フランスの大気監視機関によると、パリの大気汚染は11月30日以来、危険水準にあり、微小粒子状物質(PM)のPM10濃度は1立方メートル当たり80マイクログラムを超えている。

原因は、非常に安定した高気圧が欧州の一部の上空に停滞し、大気汚染物質の拡散を妨げていることにあるという。

パリの大気汚染が深刻化したのは今年に入ってこれで9回目。市は車の使用を規制するため無料駐車場などの対策も打ち出した。

パリのアンヌ・イダルゴ市長はツイッターで、「都市交通に関する我々の習慣を変える必要がある」「快適性ではなく、我々の健康がかかっている」と訴えた。

市民も「また屋根越しに大気汚染。文字通り空気がにおう。もうパリはこりごり」といった不満をぶつけている。

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