ソロモン諸島でM7.8の地震、「経験したことのない揺れ」
(CNN) 南太平洋のソロモン諸島で現地時間の9日午前4時38分、マグニチュード(M)7.8の地震があり、太平洋津波警報センターが一時的に津波警報を出して警戒を呼びかけた。首都ホニアラでも停電の発生が伝えられ、住民はこれまで経験したことのない揺れだったと話している。
米地質調査所によると、震源はソロモン諸島のマキラ島沖約30キロ、同島の都市キラキラの南西70キロの地点。
太平洋津波警報センターは地震の直後に津波警報を発令。最大で0.12メートルの津波を、震源地から約200キロ北西のガダルカナル島にある首都ホニアラ近郊で観測した。
ソロモン諸島では日常的に地震が発生しているが、ホニアラの住民は今回の地震について「これまで経験した中で最大級、最長級だった」と語り、「近所や周辺地域を確認したが、目に見えるような被害はない。しかし今は停電している」と伝えた。