アレッポ住民20万人の窮状、脱出経路なく空爆と飢えに直面
シリア・アレッポ(CNN) シリア内戦の激戦地となっている北部の都市アレッポ。同地は反体制派が4年以上にわたって支配していたが、ここ数日で政府軍が激しい空爆を行うなど攻勢を強め、7日には市内東部の大半の地区を制圧した。
縮小を続ける反体制派の支配地域にはまだ大勢の市民が残り、安全に脱出できるルートがない中で食料や燃料、医薬品がほぼ底を突いて窮状に追い込まれている。
アレッポ東部の活動家によれば、反体制派の支配する10地区には活動家やその家族など20万人あまりが残る。銃弾が飛び交う中を他の地区から避難してきた住民もいるという。
今も運営を続ける数少ない病院は負傷した市民で満杯になり、医薬品はなく設備も整わない状況で「大量殺戮現場」のような様相だと活動家は話す。