日本、駐韓大使を一時帰国へ 少女像設置で対抗措置

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韓国・釜山の日本総領事館前に設置された少女像

韓国・釜山の日本総領事館前に設置された少女像

(CNN) 日本政府は6日、長嶺安政・駐韓大使と森本康敬・釜山総領事を一時帰国させる方針を表明した。韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が設置されたことを受け、対抗措置を講じた形だ。

菅義偉官房長官は記者会見で、大使らの一時帰国のほか、日韓通貨スワップ協定の協議中断や日韓ハイレベル経済協議の延期といった措置にも踏み切ると説明。少女像設置について、「日韓関係に好ましくない影響を与える」ものであり「極めて遺憾」だとの見解を示した。

一方、韓国外交省は6日、日本の対抗措置に関して「両国間の困難な問題があっても、両政府は信頼関係を基礎に、韓日関係を引き続き発展させる必要がある点を改めて強調する」とする声明を発表した。

問題の少女像は12月、韓国の市民団体が設置した。日本と韓国は第2次世界大戦中の慰安婦問題について2015年末に合意。日本側は元慰安婦への支援に10億円を拠出するとし、韓国側は日本が合意に従う限り、問題は「不可逆的に解決」したものとみなすと明言していた。

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