ナイジェリア軍、ボコ・ハラムに拉致された少女1人を保護
ナイジェリア・ラゴス(CNN) ナイジェリア軍は5日、同国北東部チボックの学校からイスラム過激派「ボコ・ハラム」に連れ去られた少女の1人を発見したと明らかにした。ボコ・ハラムのテロリストとみられる容疑者らを逮捕する作戦中だったという。
軍の声明によれば、この少女は生後6カ月の乳児を連れており、兵士らに2014年4月にチボックの学校から誘拐されたと述べたという。
少女たちの帰還運動を行っている団体も、保護されたのが誘拐された少女の1人であることを認めた。
チボックにあった寄宿学校から当時16~18歳の少女276人がボコ・ハラムの戦闘員によって連れ去られてから約1000日が経つ。
このうち57人が事件直後に脱出。1人は昨春に保護された。
10月13日には解放交渉の末、21人が政府側に引き渡された。また、11月には少女の1人を含む集団がサンビサ森林地帯にあるボコ・ハラムの拠点から脱出。少女は生後10カ月の息子を連れていた。
だが団体によれば、今も195人が行方不明のままだ。軍は今回保護された少女について、メディカルチェックの後、すぐに地元のボルノ州当局に引き渡されるとしている。