トランプ氏、国連事務総長と電話会談 「前向きな意見交換」
国連本部(CNN) 国連本部の報道官は4日、米国のドナルド・トランプ次期大統領が同日朝、国連の事務総長に新たに就任したアントニオ・グテーレス氏と電話で会談したと発表した。
国連のファルハン・ハク報道官代理によると、グテーレス氏は会談でトランプ氏が就任した後の協力関係の構築などへの期待感を表明した。今回の会談については事務総長への就任のあいさつを兼ねた性格のものとし、米国と国連の関係について非常に建設的な意見交換が持たれたとしている。
トランプ氏が新事務総長に伝えた発言内容は不明。グテーレス氏は1日に事務総長に就任し、3日に初登庁していた。
ただ、トランプ氏は国連の在り方について批判的な見解を公にしており、最近では国連安全保障理事会によるイスラエルの入植活動を非難する決議採択への不満を表明。ツイッター上で、国連には大きな潜在力があるが、現在は人々が集まっておしゃべりし、楽しい時間を過ごすだけの団体になっていると批判していた。