寒さに追い詰められる難民たち、2千人が窮状 セルビア
CNNが出会った最も若い難民は12歳だった。たった1人で、手袋もマフラーも持っていなかった。
セルビアのブリン労働・雇用・退役軍人・社会問題相によれば、政府はすべての難民に滞在施設を提供している。公的な収容施設外で生活している人々は自ら望んでそうしているというのがブリン氏の主張だ。
だが国境なき医師団(MSF)は「何カ月もの間、人道援助を妨害し、公的な収容施設に追いやるというのが(政府の)戦略だった。だが収容施設は満杯で、すでに定員オーバーだ。つまり難民たちには、遺棄された建物で寝泊まりする以外に選択肢はない」と指摘。当局に対して、避難場所を見付けようとしている難民をもっと支援するよう求めた。
アリ氏は「祖国ではタリバンが敵で、ここベオグラードでは気候が敵だ」と語った。