雪崩でホテル倒壊、30人行方不明 イタリア地震
旅行情報サイトによると同ホテルの客室数は43室。消防署の広報は現場でCNNの取材に対し、ホテルの建物は雪崩で完全に倒壊して残骸が跡地から100メートル先にまで散乱していると語った。
災害対策当局によれば、ホテルのあった場所からはこれまでに2人が救助された。しかしほかに生存者は見つかっておらず、同国のANSA通信によれば、捜索隊の呼びかけにも返事はないという。
妻と2人の子どもと共に休暇で訪れていたという男性は、自分の車に向かって歩いていたところで雪崩が起き、危うく難を免れた。妻と子どもたちの行方は19日になっても分かっていない。
ANSA通信によれば、ホテルは雪崩に押し流されて深い雪に埋まり、現場には倒木やがれきが散乱している。死亡した2人は雪崩の発生から24時間以上経過した後に遺体が発見された。
アブルッツォ州では18日に農場の小屋が倒壊して高齢の男性1人も死亡している。