イラク部隊、モスル東半分を奪還 首相が発表
イラク北部アルビル(CNN) イラクのアバディ首相は24日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が支配する北部の都市モスルの東半分が解放されたと発表し、残る西半分の奪還も急ぐようイラク部隊に呼び掛けた。国営テレビで語った。
モスルは2014年にISISに制圧された。現在はISISにとって、イラクに残った最後の主要拠点となっている。
市中央を流れるチグリス川で東西に分かれ、イラク軍と対テロ部隊、クルド人部隊「ペシュメルガ」などの合同部隊がまず東部から奪還作戦を進めてきた。
ISISは子どもを含む住民らを「人間の盾」に使い、武器を病院やイスラム教礼拝所(モスク)、学校などに保管する戦法に出ていた。
奪還作戦を支援する米中央軍は、イラクの合同部隊が力を合わせ、住民の安全を守りながら東側の奪還を果たした戦いぶりを称賛した。