ISIS掃討へ、イラク軍が地上作戦を開始 モスル西部
ISISは2014年のモスル制圧以降、市西部の防衛強化に特に力を入れてきた。
市中央を流れるチグリス川の橋は5本とも損傷が激しいため、地上部隊は東部から渡ることができず、南側と西側から攻め込む見通し。西部の旧市街は細い路地が入り組んでいて軍用車の通行が難しく、砲撃や爆発に住民が巻き込まれる可能性も指摘されている。
イラク軍の合同作戦司令部によると、地上作戦に先立ち17日から18日にかけて実施した空爆では、車爆弾や装甲車をつくる作業所として使われていた計8棟の建物を攻撃し、大規模な武器庫、外国人の爆弾専門家らが滞在していた建物、爆発物や機関銃を積んだ車両を破壊したという。