ISIS掃討へ、イラク軍が地上作戦を開始 モスル西部
(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に支配されたイラク北部モスルの奪還作戦で、同国のアバディ首相は19日、市西部での地上作戦が始まったことを明らかにした。
アバディ首相は国営テレビでの演説を通し、この作戦をモスル解放に向けた「新しい夜明け」と呼んで部隊を激励した。
作戦に参加するイラク連邦警察は初日の成果として、ISIS戦闘員79人を殺害、複数の武器関連施設を破壊し、10カ所の村を奪還したと発表した。
さらに車爆弾13台と爆発装置30個、爆弾を仕掛けたベルト5本を解体したほか、トンネル3カ所を破壊し、多数の砲弾を押収した。
イラク軍側は数週間前に市東部を奪還していた。西部でも空爆を仕掛けてきたが、本格的な地上作戦は初めて。