トランプ政権、元米高官と北朝鮮との非公式協議を中止
韓国当局は北朝鮮が正男氏を殺害したと主張し、マレーシア当局は北朝鮮国籍の男4人を容疑者として指名手配している。
出席予定者の1人が匿名を条件に語ったところによると、米国務省は協議の開催を支持していたものの、トランプ政権がVX検出の情報を受けてこれを覆し、中止を決めたとみられる。
米国内で最後に北朝鮮との非公式協議が開かれたのは2012年。今回実現すれば、トランプ政権の対話姿勢が北朝鮮側に伝わり、交渉の進展につながる可能性もあるとみられていた。
米国務省の報道官は、非公式協議の予定はないとの立場を示し、個別のビザ手続きに関して詳細に語ることはしないと述べた。