母子施設跡から多数の遺体、乳幼児や胎児か アイルランド
国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは遺体発見の報道を受け、アイルランド政府に対し、同国各地の元母子施設について人権侵害の徹底的な調査を行うように求めた。
アムネスティによれば、母子施設は婚外子の出産が社会的に強く蔑視されていた時代に、国の助成金を受けて宗教団体が運営していた。運営は1980年代まで続けられた。
地元の歴史家、キャサリン・コーレス氏は2014年、CNNの取材に対して、問題の施設で死亡した796人の子どもの埋葬記録が一切ないことは信じられないとの見解を示した。また、同施設に関する1947年の政府の監査報告ではやつれた子どもの描写があったとも指摘していた。
この施設を運営していた修道女の団体は2014年に遺体に関する報告を受け、事実解明の調査に協力すると申し出ていた。