トルコ、オランダと高官レベルの関係停止 大使締め出しも
そのうえで、オランダなど欧州諸国で人種差別やイスラム恐怖症、外国人嫌悪の感情が強まっていることが問題だと語った。また、大統領権限の強化などを柱とするトルコの憲法改正へ向けた動きを、欧州諸国が「妨害」しようとしているとも主張した。
チャブシオール氏の訪問が拒否されたことに対し、エルドアン・トルコ大統領はオランダ政府をナチスに例えるなどして強く反発。オランダのルッテ首相はこの発言を非難して謝罪を求めた。
オランダのクーンデルス外相は13日にCNNとのインタビューで、国民投票に向けてトルコ政府のメンバーが今オランダ国内でキャンペーンをすることはできないと発言。チャブシオール氏と週末に電話会談し、ナチスの発言は侮辱的だと伝えたと語った。
オランダ当局は13日のツイートで、トルコに滞在する自国民に対し、デモ集団を避けて慎重に行動するよう呼び掛けた。
一方、チャブシオール氏は「我々はオランダ人を襲ったりしない。かれらの過ちではないからだ」と強調した。