英スコットランド首相、再度の住民投票へ EU残留目指す

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スコットランド自治政府のスタージョン首相が再度の住民投票実施を目指す方針を明らかにした

スコットランド自治政府のスタージョン首相が再度の住民投票実施を目指す方針を明らかにした

(CNN) 英スコットランド自治政府のスタージョン首相は13日、英国の欧州連合(EU)離脱を見越して、英国からの独立に向けた準備作業に入ると表明した。

スタージョン首相は、EU離脱を巡って英国が悪い方向に向かっているのは明らかだと指摘。英国がEUから離脱する前にスコットランド独立の是非を問う住民投票を再度実施するため、スコットランド議会に対して20日の週に、住民投票実施の権限を認めるよう要請する意向を明らかにした。

英国のメイ首相は早ければ14日にも、EU離脱に向けた手続きを開始する見通し。しかしスタージョン首相の今回の発表や、15日に行われるオランダの総選挙を受けて予定がずれ込む可能性もある。

スタージョン首相は、メイ首相に対してスコットランドのEU残留を認めるよう要請したが、受け入れられなかったと説明。このままではスコットランドが意思に反してEUから離脱させられる危険があると強調した。

EU離脱の是非を問う国民投票で、スコットランドは残留支持派が62%を占め、反対派の38%を大きく上回った。英国に従うか、それとも自分たちの道を行くか、決めるのはスコットランド住民だとスタージョン首相は強調している。

スコットランド独立の是非を問う住民投票は2018年末か19年初め、英国のEU離脱交渉が終わる前に実施したい意向。スコットランド独立が認められれば、スタージョン首相は英国が離脱した後もEUに残るべきだと主張できる。

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