トランプ米大統領の息子、テロ直後にロンドン市長を批判
ワシントン(CNN) 英ロンドンの中心部で22日に車両や刃物による殺傷事件が発生したことを受けて、米国のトランプ大統領の息子、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は直後にロンドンのカーン市長を批判するツイートを投稿した。
トランプ・ジュニア氏はトランプ・オーガナイゼーションの運営に携わっており、政権内での役職はないが、時として、トランプ大統領の「代弁者」の立場となることもある。トランプ・ジュニア氏はツイッターでトランプ大統領の政敵について言及することもある。
トランプ・ジュニア氏は「冗談なんだよな?!」とツイート。同時に、英紙インディペンデントの記事の見出しを引用。見出しには「テロ攻撃は大都市の生活の一部、ロンドンのサディク・カーン市長」とあった。
ただし、この記事は2016年9月に公開されたもので、米ニューヨークのチェルシー地区で起きた爆発事件に対するカーン市長の対応に焦点が当てられていた。記事の中で、カーン市長は、テロ攻撃への備えは「大都市の生活の一部」との見方を示し、ロンドン市民に対して、用心深くあるよう呼び掛けている。
カーン市長とトランプ氏は昨年の米大統領選期間中に移民政策をめぐり激しいやり取りを繰り広げたこともあった。