米軍がシリアのモスク誤爆か 人権団体が報告書、調査求める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

これに対してHRWは、空爆があったのはイドリブではなくアレッポ近郊だと指摘し、米軍が場所を取り違えているとの見方を示す。

空爆は在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(SOHR)」と、 現地の救助ボランティア組織「シリア民間防衛隊(通称・ホワイトヘルメッツ)」も確認している。空爆の写真や映像を分析した英調査報道サイト「べリングキャット」や、模型で現場を再現した英調査機関「フォレンジック・アーキテクチャー」も、建物はモスクだったと結論付けているという。

HRWによると、現場に残った2つの大きな穴からは、モスクの建物に1発目の爆弾が投下され、外へ逃げ出した信者らに2発目が命中したことがうかがえる。目撃者の話によれば、救助に駆け付けて巻き込まれ、死亡した人もいるという。

報告書は米当局に対し、この空爆に関する調査の結果を公表して犠牲者と遺族に償い、責任者を追及するよう求めている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]