マクロン氏、フランス大統領に就任 歴代最年少の39歳
パリ(CNN) エマニュエル・マクロン氏は14日、エリゼ宮(大統領府)で就任式を行い、フランス大統領に就任した。39歳は史上最年少。就任後初となる演説では、分断されたフランスの回復を訴えた。
マクロン氏は主要政党からは出馬せず、結成から1年に満たない新政党の支援を受けて選挙戦を戦い勝利した。
マクロン氏は、テロや低迷する経済によって「破壊」されたフランスに自信を取り戻すと約束した。マクロン氏はフランスの価値を回復させたいとしたほか、ポピュリズムの波に抵抗して、極右のマリーヌ・ルペン氏を選ばなかった有権者を称賛した。
マクロン氏は「世界と欧州は、これまで以上にフランスを必要としている。彼らは、その運命を確信している強いフランスを必要としている。自由と団結を支持するフランスを」と語った。
マクロン氏は、イノベーションやテクノロジーによる経済の活性化なども訴えたが、一部からは懐疑的な見方も出ている。マクロン氏は経済相として2年間の経験があるものの、政権運営の経験はほとんどない。
15日には首相が指名され、17日までには組閣が行われる見通し。首相候補には男女1人ずつを検討しているとしたが、詳細は明かさなかった。