バルセロナ・テロ攻撃、これまでにわかったこと
(CNN) スペイン・バルセロナ中心部の繁華街で17日夕にワゴン車が人混みに突っ込んだ事件は、死者が13人、負傷者が100人以上に上り、2004年に191人が死亡したマドリード列車爆破テロ以降、同国で最悪の犠牲者を出す結果となった。
その数時間後には同市南郊のカンブリスでもテロと見られる事案が発生し、警察は5人の容疑者を射殺した。
警察の捜査が続く中、これまでにわかったことをまとめた。
いつ、どこで攻撃が発生した?
現地時間17日午後5時(日本時間18日午前0時)ごろ、事件発生の報告が交流サイトに投稿され始めた。
青色のマークの入った白いワゴン車はバルセロナ中心部にあるランブラス通りを歩く群衆に加速して突っ込んだ。約1.2キロ続くランブラス通りは街路樹が立ち並び、歩行者ゾーンが大半を占める。カフェやバー、パフォーマー、娯楽施設が集い、同市で最も人が多く訪れる場所の一つだった。
攻撃の発生時、人々は近くの店舗に逃げ込んだりするなどして身を守った。
サイクリング中に事件を目撃したという男性は、「人々が宙に跳ね飛ばされるのが見え、誰もが通りの両側の商店に駆け込んだ」と語った。
店舗に身を隠した目撃者の1人は公共放送のTVE24の取材に、銃声を聞いたと証言。別の目撃者はワゴン車が80キロほどの速度で走行していたと述べた。