行方不明の乗員、一部を遺体で発見 米軍艦衝突事故
(CNN) シンガポール沖で起きた米海軍の誘導ミサイル駆逐艦と民間タンカーの衝突事故で、海軍は22日、行方不明になっている乗員10人の一部が遺体で見つかったと発表した。
誘導ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」は21日にマラッカ海峡で石油タンカーと衝突した。米海軍太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官によると、海軍と海兵隊のダイバーが22日までに、艦内の船室から複数の遺体を発見した。
マレーシア海軍の捜索でも海底から1人の遺体が発見され、当局が身元の確認を進めている。潜水作業ではほかにも遺体が発見されたという。現場には船舶や航空機が出動して捜索を続けている。
ジョン・S・マケインはシンガポールにある米海軍施設に到着し、米軍のダイバーが浸水した艦内を捜索するとともに、艦体の損傷の程度を調べている。ホワイトハウスは追悼の談話を発表した。
タンカーは点検のため、シンガポールに曳航された。