NZ総選挙 与党が第1党維持、過半数取れず連立協議へ
(CNN) ニュージーランドで23日実施された議会総選挙の投開票で、同国の選挙管理委員会はビル・イングリッシュ首相率いる与党国民党が46%、野党労働党が35.8%の支持率を得たとの暫定開票結果を発表した。
最終開票結果は在外投票分の処理があり、10月7日までには明らかにならない見通し。暫定開票結果によると、他政党の支持率はニュージーランドファースト党が7.5%、緑の党が5.9%などだった。
国民党は第1党を維持し、4期目の政権樹立を狙うが、同党の単独過半数の獲得は望み薄で少数政党との連立協議を迫られる。
地元のCNN系列局「ラジオNZ」によると、イングリッシュ首相はニュージーランドファースト党との連立政権交渉に入ると述べた。同党は2008年以降、少数派政権を維持している。
ラジオNZの政治担当記者によると、ウィンストン・ピータース党首率いるニュージーランドファースト党が国民党もしくは労働党による連立政権の行方を握ることになる。ピータース氏は以前、連立相手の党の選択は10月12日の前に決めたいとの意向を示していた。