「北朝鮮にとって壊滅的」 トランプ米大統領、軍事的選択肢を警告
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は26日、もし必要があれば、米国は北朝鮮に対して「壊滅的な」軍事行動を行使する用意があると警告した。
米国防当局者はCNNの取材に対し、北朝鮮が軍の対応を強化するため、少数の戦闘機や外部燃料タンク、空対空ミサイルを東部沿岸の基地に移したと話している。
26日にホワイトハウスでスペインのラホイ首相と共同会見したトランプ大統領は、軍事的選択肢の行使が必要になった場合の準備は完全に整っていると強調。「その選択肢を取れば、北朝鮮にとって壊滅的なことになる」と語った。
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長についても、「彼の振舞いは非常に悪い」「絶対に言うべきではないことを言っている」と発言した。
北朝鮮が東部で軍備の強化を図っている様子は、米国の衛星画像でも確認された。現時点で画像には、同基地に配備された「ミグ29」が写っている。一部のミサイルや燃料タンクは航空機に搭載されているが、外部燃料タンクとミサイルの両方を装備したジェット機は、今のところ確認されていない。
北朝鮮は26日、北朝鮮の沿岸沖を飛行する米国の航空機は、たとえ公海上を飛行していたとしても撃墜すると威嚇していた。 米国防当局者は、もし軍用機が北朝鮮から発進すれば、レーダーなどを使って捕捉できる十分な能力が米国にはあると説明している。