カタルーニャ州首相、独立明言せず 2カ月の対話期間を要請

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スペインやカタルーニャ、EUの旗を振って団結を呼びかける人々=10月8日、バルセロナ

スペインやカタルーニャ、EUの旗を振って団結を呼びかける人々=10月8日、バルセロナ

(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州の住民投票で独立派が圧倒的多数を占めた問題で、プッチダモン州首相はラホイ首相が設定した16日の期限までに独立宣言の成否を明言せず、ラホイ氏に2カ月の対話期間を求める書簡を送った。

プッチダモン氏は住民投票の結果を受けた先週の議会演説で、カタルーニャ州が「独立国家になる権利を得た」と述べていた。

ラホイ氏は同州が独立を宣言した場合、憲法に基づいて州議会解散などの強制措置を取ると表明。プッチダモン氏に対し、議会演説が正式な独立宣言だったのかどうか、16日午前10時までに回答するよう求めていた。

プッチダモン氏はラホイ氏にあてた書簡の中で、対話の呼び掛けは州側の誠意の表れだと強調した。また中央政府に対し、「カタルーニャの住民と州政府に対する弾圧」をやめるよう要請した。

カタルーニャ州では独立運動を扇動したなどとして、警察責任者や独立派2団体の指導者が拘束された。警察責任者は16日に保釈されたが、パスポートを没収され、裁判所の許可なく出国することを禁止された。

独立派の2人については、裁判所が同日、逃走や証拠隠滅の恐れがあるとの判断を下し、拘束継続が決まった。

ラホイ氏はプッチダモン氏からの書簡に対し、19日までにより明確な回答を示すよう求める文書を送った。ラホイ氏はこの中で、住民投票が不法だという見解は欧州連合(EU)の他国からも支持されていると強調した。

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