ヒジャブ切り裂き、警察が「発生していない」と結論 カナダ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) カナダ東部トロントの警察は15日、同市内で登校中の少女が襲われ、イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を切り裂かれたとされる事件は「発生していない」と断定した。

警察の報道官は具体的な情報を示さなかったが、本人の供述を裏付ける証拠がなかったと説明。事件の届け出を捜査した結果、実際には起きなかったことが判明するのは異例の展開だと述べた。

警察によると、捜査はすでに終結したという。CNNは少女の家族に取材を試みたが、返答は得られなかった。

警察は12日の記者会見で、11歳の少女が路上で後方から襲われ、ヒジャブをはさみで切られたと発表。憎悪犯罪として捜査していると述べていた。

このニュースは世界から注目を集め、カナダのトルドー首相も犯行を非難していた。

地元教育委員会は15日の声明で「襲撃が実際にはなかったことに感謝している」とだけ述べ、それ以上はコメントしないとの立場を示した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]